韓国語・朝鮮語の韓国語・朝鮮語の基本的な「助詞」について

韓国語・朝鮮語の基本的な助詞についてまとめました。ここでは説明しきれていない助詞や用法もあります。特に、間違えやすい助詞に関する記事を合わせて読んでいただけると参考になると思います。

Author について
東京外国語大学、津田塾大学、聖心女子大学などで韓国語・朝鮮語や韓国社会論を教えている。九州大学で博士号を取得。NHK出版の『ハングル練習帳』にコラムを書いたり、日本最大手の韓国語学校であるK-Villageの教科書を２冊執筆。JYJの記者会見をはじめ韓流アイドル関連や国際会議の通訳の仕事も。

韓国語と日本語は文法構造が似てるから覚えやすいね。

確かに似てるけど、使い方が異なる場合もあるから気をつけないと。

え！？そのまま置き換えちゃダメなの？

間違えやすい助詞もあるから、一番下にリンクした記事を参考にしてね。

助詞	意味	用例	備考
이/가	主語「が」	시간이 時間が 친구가 友達が	-이/가は「〜は」「〜では」と訳されるときもある。
은/는	主題「は」	오늘은 今日は 아버지는 父は
을/를	目的「を」	꽃을 花を 바다를 海を	-을/를は目的語を表す助詞。「に」「が」と訳されることも
에,에게, 한테	所在「に」	한국에 韓国に 친구에게 友達に	場所や物は-에 人は-에게（書き言葉的）と-한테（話し言葉的）
에,에게	帰着「に、へ」	집에 家に 오빠에게 兄に	場所や物は-에、人や動物は-에게（書き言葉的）と-한테（話し言葉的）
에	時「に」	1시에 1時に 내년에 来年に
에서	場所「で」	서울에서 ソウルで 여기서 ここで	여기,거기,저기,어디に接続する時には에が省略
에서	場所の起点「から」	집에서 家から	よく-까지と一緒に用いられる
부터	時間・順序の起点「から」	1시부터 1時から	よく-까지と一緒に用いられる時間のみならず、範囲を表すときは場所にもつく
까지	終点「まで」	학교까지 学校まで 3시까지 3時まで
으로/로	道具手段「で」	나무로 木で 핸드폰으로 携帯で	ㄹ語幹の場合は로
으로/로	材料「で、から」	설탕으로 砂糖で 쌀로 米で	ㄹ語幹の場合は로
으로/로	方向「に、へ」	학교로 学校へ 명동으로 明洞へ	ㄹ語幹の場合は로
으로/로	資格「として」	친구로 友達として 선생님으로 先生として	ㄹ語幹の場合は로
도	添加「も」	내일도 明日も 어머니도 母も
의	所有「の」	선배의 先輩の 지구의 地球の	位置名詞の前や所有関係がはっきりしてる時などはよく省力される
과/와 하고	共同「と」	선배와 先輩と 동생하고 弟・妹と	他の助詞はパッチムがある時に母音ㅇが来るが逆になるので注意。　-하고は話し言葉。
보다	比較「より」	저보다 私より