「-면/으면」と「-니까/-으니까」は共に「〜たら」と訳すことができます。しかし日本語の訳が同じになることがあっても用法は異なります。「-면/으면」は結果が出てない仮定で、「-니까/-으니까」はすでに結果が出た時に用います。また「〜だったらいいのに」という願望を表す表現として、「-ㅆ으면 좋겠다」と言う表現も習います。
Author について
東京外国語大学、津田塾大学、聖心女子大学などで韓国語・朝鮮語や韓国社会論を教えている。九州大学で博士号を取得。NHK出版の『ハングル練習帳』にコラムを書いたり、日本最大手の韓国語学校であるK-Villageの教科書を2冊執筆。JYJの記者会見をはじめ韓流アイドル関連や国際会議の通訳の仕事も。
-면/으면
「-면/으면」は「〜たら」という仮定の表現ですが、まだその行為を行なっていない、もししたらそういう結果になるだろうという点がポイントです。日本語の「〜したら」は、「〜したら〜だった」という結果を表す表現もありますが、その場合は「-면/으면」は使えません。
너무 많이 먹으면 살쪄요.
たくさん食べすぎたら太ります。
이쪽으로 가면 편의점이 있어요.
こっちに行ったらコンビニがあります。
신오쿠보에 가면 한국요리를 먹을 수 있어요.
新大久保に行ったら韓国料理を食べることができます。
-ㅆ으면 좋겠다
「〜だったらいいのに」という願望を表す表現として、「-ㅆ으면 좋겠다」という表現があります。
돈이 많았으면 좋겠어요.
お金が多かったらいいのに。
시험이 없었으면 좋겠어요.
試験がなかったらいいのに。
오늘이 휴일이었으면 좋겠어요.
今日が休日だったらいいのに。
-니까/-으니까
「-니까/-으니까」にはいくつかの用法がありますが、上で見た通り「〜したら〜だった」というすでに結果が出たことを話す時の用法があります。この用法の場合は過去の補助語幹がつかないので気をつけてください。また後ろも必ずしも過去形になるわけではありません。
많이 먹으니까 살쪘어.
たくさん食べたら太った。
겨울이 되니까 춥네요.
冬になると寒いですね。
신오쿠보에 가니까 사람이 많았어요.
新大久保に行ったら人がたくさんいました。
창문을 여니까 바다가 보였다.(ㄹ脱落)
窓を開けたら海が見えた。
「-니까/-으니까」には理由を表す用法もあります。こちらの場合は過去の補助語幹をつけることができます。詳しくは関連記事をご覧ください。【関連】-아서/어서/여서と-니까/으니까の使い分けについて
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