-아서/어서/여서と-니까/으니까の違いについて

ワンポイントレッスン

「-아서/어서/여서」も「-니까/으니까」も「〜ので」と訳すことができる理由の表現です。「-아서/어서/여서」は客観的、中立的な表現で他者に呼びかけることができないのに対し、-니까/으니까は主観的な理由を述べるのているので他者への依頼・命令・勧誘などを続けることができます。

Author について
東京外国語大学、津田塾大学、聖心女子大学などで、韓国語・朝鮮語や韓国社会論を教えている。九州大学で博士号を取得。NHK出版の『ハングル練習帳』にコラムを書いたり、日本最大手の韓国語学校であるK-Villageの教科書を2冊執筆。JYJの記者会見をはじめ韓流アイドル関連や国際会議の通訳の仕事も。

-아서/어서/여서

-아서/어서/여서 〜なので

客観的な因果関係を中立的に示す時に用いる。

내일은 바빠서 못 가요.  明日は忙しいので行けません
삼겹살을 많이 먹어서 배가 불러요. サムギョッサルをたくさん食べたのでお腹がいっぱいです。

-아서/어서/여서の後ろには依頼・命令・勧誘を続けることができない。

위험해서 조심하세요. 

ただし、前提動作を表す「-아서/어서/여서」の後では命令や勧誘文が続くことができます。

들어가서 불을 켜세요. 入って灯りをつけてください。

-니까/으니까

-니까/으니까 〜なので

主観的な理由を述べる時に用いる。また断定的、判断の基準と説明されることもある。

내일은 바쁘니까 안 가요. 明日は忙しいので行きません。
삼겹살을 좋아하니까 많이 먹었어요. サムギョッサルを好きなのでたくさん食べました。

そして依頼・命令・勧誘を続けるとき、他者に何かを呼びかける時は必ずこの形を使う。

날씨가 추우니까 따뜻하게 입고 가세요. 寒いので暖かくして行ってください。
위험하니까 조심하세요. 危ないので気をつけてください。

※SPOrN(スポーン)の法則について ㄹ語幹の場合は注意が必要

ただし謝罪やお礼を言うときは-니까/으니까は強すぎるので、-아서/어서/여서を使う。

늦어서 미안해요. 遅れてごめんなさい。
와 주셔서 고마워요. 来てくれてありがとう。

-기 때문에, 덕분에, 탓으로

また-기 때문에, 덕분에, 탓으로なども客観的な理由を表す表現で、後ろに依頼・命令・勧誘を続けることができないので注意。

저는 술을 못 마시기 때문에 콜라를 마셨어요. 私はお酒を飲めないのでコーラを飲みました。

선생님 덕분에 시험에 합격했어요. 先生のおかげで試験に合格しました。

【006】-아서/어서/여서と-(으)니까の使い分けについて【韓国語文法】
【聞き流し】韓国語・朝鮮語の初級文法まとめ【例文124個】

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